初心者でも分かる用語集
金属加工の生産現場や工作機械、鍛圧機械業界に関わる用語集です。製品名から加工技術まで、主な用語を分かりやすく紹介しています。
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- 快削材
- 硫黄や鉛などの添加や、熱処理によって削りやすくした金属。
- カッターパス
- 工具のワーク上の軌道を指定するデータ。CAMデータに含まれる。
- 金型
- 型の形状を転写することで、同じ製品を大量生産するための道具。プレス加工用や射出成形用など多様な種類がある。
- カム
- 運動の方向を変換する機械部品。例えば、楕円(だえん)形のカムで回転運動を上下運動に変換できる。
- 機上計測
- ワークを加工機から取り外すことなく、機上でそのまま計測を行う技術。
- きさげ
- ノミのような工具を使い、機械のしゅう動面を仕上げる重要な作業。面を平坦にして精度を高め、潤滑油が入り込む油だまりを作ることで固着を防止する。
- 切りくず
- 金属などを削ったときに排出される不要な部分。
- クーラント
- 切削や研削の際に使う潤滑液の総称。潤滑だけでなく、冷却や切りくずの排出などの目的がある。
- クランプ
- ワークを締め付けて固定するジグの一種。マシニングセンタの工具を主軸に固定する機構もクランプと呼ぶ。
- 繰り返し精度
- 同じ条件で繰り返し動作したときの精度やばらつき。
- ゲージ
- 加工後の形状が許容寸法内に収まっているか素早く確認するための器具。
- 研削
- 仕上げ工程などに用いられる切削加工の一種。砥(と)石を回転させ、砥粒でワークを少しずつ削り取る。
- 研削盤
- 研削を行う工作機械。円筒研削盤、内面研削盤、平面研削盤など、さまざまな種類がある。
- 工具
- バイトやドリル、フライスなどの刃物、砥石などを指す。
- 公差
- 加工寸法の誤差として許容される範囲の、最大値と最小値の差。
- 工作機械
- 主に金属などを加工するための機械。工具でワークを削り取り目的の形状に加工する。
- 剛性
- 曲げやねじりの力を加えたときの、寸法変化(変形)に対する強さ。
- コーテッド工具
- 母材の表面に炭化チタンや窒化チタン、酸化アルミニウムなどで単層または複数層のコーティングを施した工具。
- コラム
- 工作機械本体を構成する部材の一つ。主軸周辺のユニットを支える垂直な柱で、主軸の背面もしくは側面両側に配置される。
- コレットチャック
- 筒状の道具で、ワークを固定したり、工具をツーリングに固定するときに使う。