
ロボットテクノロジージャパン2022
豪華顔ぶれで、待望の初開催へ
今年6月に愛知県で初開催される産業用ロボット展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」の出展者が判明した。178社・団体が出展し、展示規模は1056小間。これまで本格的なロボット展が少なかった中部地方で、待望の展示会が誕生する。
RTJ2022は産業用ロボットと自動化システムの専門展。6月30日~7月2日、愛知県常滑市にある愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)で開かれる。生産現場や物流現場で役立つ産業用ロボットの展示に特化した。
大手ロボットメーカーはもちろん、ロボットのシステム構築をするシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)、工作機械メーカー、測定機器メーカーなども出展する。産業用ロボットと工作機械などの設備が連動する様子を、間近で見学できるのが最大の魅力だろう。(関連記事:A-62、63)
年商150億円の中小連携誕生へ
東日本を中心に中小製造業10社を傘下に持つ由紀ホールディングス(HD、東京都中央区、大坪正人社長)と、西日本を中心に7社を持つシンク・アイHD(TQIHD、福岡市博多区、京谷忠幸社長兼最高経営責任者<CEO>)が3月7日、経営統合を視野に入れた資本提携を発表した。両社は2020年12月から業務提携しており、今後は両社間で役員を兼任するなど、経営統合に向けた準備も進める。
統合すると年間の売上高は約150億円、従業員数は800人規模のグループになる。両社は共に国内の中小製造業の高度技術の承継と練磨のため、企業買収を積極的に進めてきた。また、海外も含めたニッチな市場でのシェア獲得を目指す「グローバル・ニッチトップ」戦略を掲げる点も一致する。今回の資本提携を通じて両社の連携をさらに強化し、高い企業変革力を持つ製造業グループを目指す考えだ。
由紀HDの大坪社長とTQIHDの京谷社長兼CEOは、本誌21年12月号に掲載した対談記事でも連携強化を示唆していた(=写真)。
THK、ものづくり教材を30校に無償提供
THKは3月2日、学校向けの出前授業サービスなどを展開するリバネス(東京都新宿区、高橋修一郎社長)と共同で、体験型教材「THKものづくり探究教材」を開発したと発表した。
中学校や高校の授業の中で使いやすい教材で、2コマ100分の授業に対応する。生徒たちがチームを組み、試行錯誤しながら自動分別ごみ箱を組み立てる。その過程で、ロボット用サーボモーターや近接センサー、制御用の小型簡易コンピューターなど本格的な機械部品に触れる体験ができる。トライアルとしてまずは30校にこの教材を無償提供する。
今回開発した教材は、THKの創業50周年を記念してリバネスと共に推進する「THK共育プロジェクト」の一環。「次世代のものづくりを担う人材の育成は、多くの製造企業に共感してもらえるテーマ。もし取り組みたい企業があるならぜひ一緒にできれば」とTHKの寺町崇史取締役専務執行役員(=写真)は言う。トライアルへの応募は4月28日まで。
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