工機「1兆2000億円を確保したい」
日本工作機械工業会の横山元彦会長は、同会の新年賀詞交歓会で、2012年の工作機械受注について「知恵を出し、努力をしながら1兆2000億円を確保したい」と語った。国内市場の厳しさを予測するも、海外の新興国に期待を寄せた。一方、昨年の受注総額は1兆3261億円で、3年ぶりの1兆円超え。内需は4216億円(前年比37.1%増)、外需は9045億円(同34.8%増)と、外需が史上最高額を記録。米欧アジアの主要3極とも前年比増で、とりわけ東アジア向けは約3800億円と、内需総額に迫った。
一方、日本鍛圧機械工業会は今年の受注総額を3150億円、前年比5%増と予想。昨年の受注総額は3034億円(前年比26.0%増)であった。3000億円の大台に乗ったのは3年ぶり。プレス系が1705億円、板金系が789億円であった。中国向けは、前年割れしたものの、過去2番目に高い422億円となった。(2012年2月号)
富士機械製造が中国に部品工場設立

富士機械製造は、中国の電子機器メーカーである東洋通信技術有限公司と合弁で、中国・昆山市に機械部品工場を建設し、中国での部品生産を開始する。出資比率は富士機械製造が60%、東洋通信技術が40%。3年後の15年には、売上高20億円を目指す。
合弁会社「昆山之富士機械製造有限公司」を1月13日に設立。これから新工場建設に着手し、生産開始は13年上旬となる見込み。東洋通信技術は、富士機械製造の取引メーカーのひとつ。
IT産業の集積地であることを理由に昆山市での現地生産を決めた。高信頼性、高品質でコスト競争力のある工作機械部品や組立ユニットを生産し、市場での競争力向上を狙う。また、より競争力のある製品を提供するため、富士機械製造の技術力と東洋通信技術のサプライチェーンとを組み合わせた協業事業も立ち上げる。将来、電子部品組立機や工作機械を現地生産する計画も検討するという。(2012年2月号)
ブランド統合のロゴマークを制定

ジェイテクトは、ブランド統合のロゴマークを制定した。主力事業であるステアリング・駆動ユニット、ベアリング(軸受)、工作機械の事業ブランドを一体化。T字型に区切ったエリアの上にある「JTEKT」はステアリング・駆動ユニット、左の「Koyo」は軸受、右の「TOYODA」は工作機械と、それぞれ市場に浸透しているブランドロゴだ。
区切りのT字は、JTEKTの語源となったギリシャ語で「卓越した技術を持つ者」を意味するTekton(=Technology)を表している。
ジェイテクトは、2006年1月に光洋精工と豊田工機が合併し発足した。光洋精工は1921年の創業で、長年軸受やステアリングを製造販売。一方の豊田工機は、1941年にトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)から分離独立した工作機械メーカーだ。工作機械、軸受、自動車部品をすべて供給しているメーカーは世界でも珍しいという。(2012年2月号)
オーエスジー、設備投資を増強

オーエスジー(愛知県豊川市、石川則男社長)は1月13日、同社GTセンター内で開いた新年賀詞交歓会の席上で、今期の設備投資額を昨期の82億円を上回る90億円に、うち36億円を国内に投じると発表した。
主な投資内容は、①タップの生産量を従来比10%増の300万本に拡大②マーケティングセンターの設立③韓国、ドイツに新工場を建設④超硬ドリル、刃先交換式工具のシェア拡大――など。同社の11年11月期の売上高は前年比16.5%増の809億円、経常利益は同63.5%の113億円。石川社長は「1000億円企業を目指す」と抱負を語った。
また、GTセンターのあるオーエスジーアカデミー(旧宮前工場)再編の集大成として、約6億円を投じ、4階建てのゲストハウス(写真)を建設する。1階にはロビーのほか、研修室や簡単な食事が準備できる厨房、約100人を収容できる研修室を完備する。また、2~4階は、宿泊施設となる予定だ。総床面積は約2025平方メートル、2012年1月中旬に着工し、8月の竣工を目指す。(2012年2月号)





