10年見通し「8500億」に上方修正

日本工作機械工業会は2010年の受注見通しを「8500億円前後」に上方修正した。7月の定例会見で、中村健一会長が発表した。今年上半期(1~6月)の受注額が4409億円に達したのに加え、6月単月の受注額が837億円と、中村会長が「1つの感覚的目安」とする800億円を3カ月連続で超えたことで、年初に発表した受注見通し「6500億円程度」から大幅に修正した。
中村会長は為替や欧州を発信源とする世界の金融不安、各国の景気対策の遅れなどに不透明な要素はあるが「回復基調が持続すると信じている。今年より来年の方が良くなる」と述べた。牧野二郎副会長も「国内需要を悲観し過ぎていたかもしれない」と話し、国内市場の底堅い回復力を示唆した。
今年1~6月の受注額は4409億円、前年同期比3倍に。上半期だけで09年の受注額4118億円を超えた。内需は前年同期比で倍増、外需は同3.6倍だった。(2010年8月号)
スター精密、独・販売子会社の販売力を強化

自動旋盤を製造するスター精密(静岡市駿河区、佐藤始社長)は、販売子会社スターマイクロニクスの社屋を独・ノイエンビュルク市に新築移転した。新社屋の面積は従来の2倍となる。ショールームの他に、ユーザーごとに工作機械を仕様変更できる作業スペースも設けた。
敷地面積は5000㎡、社屋の延べ床面積は2075㎡。総額5億円を投じた。地熱エネルギーを利用した冷暖房設備を導入し、環境にも配慮した。6月16日には、開所式と合わせた内覧会(写真)を開き、φ38mmの棒材を加工できる新型スイス式自動旋盤「ST-38」をはじめ全8機種を展示。自動車や成長著しい医療分野のユーザーが詰めかけた。
欧州は同社の主要市場。ギリシャ発の金融危機で不安を抱えているが、「持ち直しつつある」(興津智彦常務)。回復の兆しを見せる欧州で、サービス向上や新機種を投入で、さらに販売力を強化する。(2010年8月号)
タキサワマシンフェアーで新製品5機種を発表
滝澤鉄工所(岡山市北区、近藤安正社長)は6月25、26日の2日間、本社ショールームで「タキサワマシンフェアー」を開催し、新製品5機種を含む機械が展示された。18、19日に開かれた大阪地区と海外向けのフェアーと合わせ、1350人が来場した。アジアや欧州、北米やオーストラリアなど、海外のユーザーや代理店関係者も100人来場し、具体的な商談も出た模様だ。
今回のフェアーで発表した新型5機種のうち、複合加工機TMT-4500(5600万円)は欧米向けの自動車、エネルギー関連向けの「究極の新世代工程集約機」。このほか、今年9月に生産を開始する中国・アジア市場向け戦略機にも注目が集まった。今年発表した単年度計画3つのうち「①中国・アジア市場への戦略的製品の投入②欧州・米州への高付加価値製品の投入」の2つをさらに深める。同計画にある「今しなければならないこと、今しかできないこと」の実践段階に入った。(2010年8月号)
東日本プライベートショウを盛大に開催
三菱電機の産業メカトロニクス事業部(正垣信雄事業部長)は、7月8日、9日の2日間、さいたま市南区の東日本メカトロソリューションセンターで「東日本プライベートショウ」を開催し400人以上が来場した。
会場では、好評を博すワイヤ放電加工機「NA」シリーズをはじめ、最近の微細穴加工ニーズにあわせた、高精度細穴放電加工機やレーザ加工機などを中心に展示。ナガセインテグレックスや村田機械、周辺機器メーカーなどと連携した各種コラボレーション展示も紹介し、来場者の目を引いた。
基調講演会や加工技術セミナーなどの各種イベントも好評だった。日産自動車パワートレイン生産技術本部の三田村一広氏による「モノづくり革新と金型づくりの変革」と題した講演では、関心の高く盛り上がった。
正垣事業部長は「ユーザーニーズに応える新たな解決提案を、今後も積極的に打ち出していく」と話した。 (2010年8月号)








